天に一番近い湖
詩:松崎博彦
曲:平井宏
あれこれかんがえるより
とりあえず行ってみよう
山をかきわけ
ことしもやってきた
あいかわらずの心細さ
道をのぼりつめて
やっとたどり着いたら
みんなが迎えてくれた
何にもないんだよ
本当になにもない
山と空と湖と
人の優しさだけがあふれる
風に揺れなびく草原
ほらあの人も手を振っている
どうこう思い悩まず
とりあえず行ってみよう
霧をかきわけ
ことしもやってきた
自分で探す自分の夢
手さぐりの道のり
やっとたどり着いたら
みんなが笑ってた
何にもないんだよ
本当になにもない
山と空と湖と
人の優しさだけがあふれる
雨上がり雲の切れ間に
ほらあの人が笑ってる
四の五の言わないでさあ
とりあえずいってみよう
星をかきわけ
ことしもやってきた
天の川の流れに沿って
星をめぐりながら
やっとたどり着いたら
みんなが待っててくれた
何にもないんだよ
本当になにもない
山と空と湖と
人の優しさだけがあふれる
満天の夜空にひとつ
ほらあの人の涙流れた
何にもないんだよ
本当になにもない
山と空と湖と
人の優しさだけがあふれる
またみんなを見送ったら
ほらあの人も空へと帰る
元気だより
詩:久米倖一
曲:冨沢洋
野反の冬は長くきびしい
冬がおわり 雪代がとけて
樺の芽吹きが 始まれば
遅い春 野反湖の春
出会いと別れをくりかえし
今年も夏は巡ってくる
一年一度の元気だより
今年も君に出会いたいのさ
野反湖畔の高原の夏
友が集いて 歌い明かし
思い出は 野反湖の夜
雨に降られた日もあった
寒さに震えた日もあった
一年一度の元気だより
今年も君に出会いたいのさ
曲がりくねった道を行けば
小鳥の声が 心地よい
登りつめればそこは夏
高い空 野反湖の夏
ここで終わる道もあるけど
ここから始まる道もあるのさ
一年一度の元気だより
今年も君に出会いたいのさ